2006年 08月 09日

鼻息と「こんにちは」

帰国してからも、少しですがお仕事をしています。
本業と同じなので、余り休んだ気にならないのは気のせいでしょうか。。。(涙)

まあそれはさておき。
今教えているのはカンボジアの人たちが二人。
クラスの一人はできないおじさん(40歳くらい)です。
何がすごいってクラスの人数もですが、そのおじさんのできないっぷりもすごいです。

でもね、彼、人と話がしたい気持ちは人一倍あるんですよ。
だからクラスにいる20代の男の人より英語使えるし、
日本語でもタスクのときはノリノリです。

で、彼の話です。
今日は電話をかけて人を呼び出してもらうというタスクだったんですが、
とにかく上がり症な人たちなので、教室でできててもカメラを回すとできなくなったり、
教室外の人と話すと途端に話せなくなったりします。
今日もそうでした。

まず、電話口では「もしもし、○○先生お願いします」といわないといけないところを、
「もしもし、○○お願いします」と言っちゃいました。
練習のころから間違っていたので、間違えるかもと思ってはいたんですが、
とりあえず電話口に出ていたのが本人じゃなかったのでOKにしました。

そして、用件を伝えて、電話を切るところ。
彼としては電話を切るタイミングが分からなかったらしく、
「それでは失礼します。またかけます」「はい、じゃあさようなら」という
一連の会話が済んだ後も、しばらく受話器を抱えて立ったまま。

私がカメラを回しながら、”もういいよ、受話器置いて!!”と
ジェスチャーで必死に伝えるもむなしく、10秒近く経過。


その後、彼は追い討ちをかけるようにこう言いました。


「こんにちは」



そして、ガチャン。




爆笑。

フィードバックをしながら、笑いをこらえるのが大変でした。
休み時間になって、その電話に出てくれた人に感想を聞きに行きました。


「何が怖いってね、電話口の鼻息が一番怖かったよ~
しかも、『こんにちは、ガチャン』だし、いたずら電話みたいだった~」(爆)
(注;彼女も日本語の先生です)



みんなでバカウケ。笑い殺されるところでした。
日本語の表現とかは私にも多少責任はあるものの、
鼻息までは指導できないからな~
(彼は何度も説明し練習したにも関わらず、
電話を切るタイミングが分からなかったそうです)

外国語を話していると、思わぬところで緊張して、
気づかない間に鼻息が荒くなっていることもあると思います。
そして、唯一頭に残っていた語彙が
会話を始めるときに使う語彙だったということもあると思います。

それでもいいのです。それでも英語を話さず日本語を最後まで話したSさんはエライ!

でも、このブログをお読みの皆さん、もしそんな電話がかかってきたら
ちょっとだけでいいので、大目に見てあげてくださいね。
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by schnarak | 2006-08-09 23:13 | education


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