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日々のあわ

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2007年 03月 29日

問題の『日本語教育学』のその後

新学期が始まり、そろそろ一ヶ月が経とうとしています。
今学期は教育実習に加えて『日本語教育学』という科目を持つことになり、
かなりどきどきスタートでした。

韓国での日本語教員試験の過去問を見ながら、
手元にある使えそうな教科書を見ながら、
何度も何度もシラバスを作り直し、
ネイティブの同僚に何回くらい担当してもらえるか打診し、
何とか始まった科目ですが、今のところ何とか無事に来ています。

1週間の授業は1時間コマと2時間コマの2回。それを4人で分担します。
タイトルが『日本語教育学』なので、一応私が半分。
残りを一人4時間ずつ3人の先生で分担してもらっています。

当初「過去問対策をしてください」と言われていて、
韓国で発売されている教員採用試験の過去問を見ていたのですが、
日本でされている日本語教育能力検定試験の問題よりもひどい。
雑多に広すぎて、何をどう対策したらいいのか全く分かりません。

どうしようもないので、国際交流基金ソウルセンターの先生に相談し、
教材をお借りしたり、現職者教師研修の内容を聞いたりしていると
ぼんやりとイメージが掴めて来ました。

最終的に、過去問対策は意識しながらも、
必要な現場で必要な知識も身に着けてもらい、
かつ、ネイティブの先生方の連携プレーという「あわせ技」で来ています。
この「あわせ技」についてはまた別エントリーで。

私の授業は、シラバスや教室活動などについての講義&グループワーク、
語彙・文字の指導、書くことの指導、話すことの指導など、
4技能(話す、書く、読む、聞く)を中心に、
それぞれの指導法について簡単に噛み砕いて説明した後で、
実技中心の活動をさせています。

とはいえ、一応過去問も意識したといえるように、
毎回の授業レジュメには該当分野の問題を1問~2問つけています。
これが定期テストに出るのだよ~♪

毎回授業後に感想を4段階で評価してもらっているのですが、
はじめは「よく分からない」「余り分からない」が多かったのが、
「よく分かる」「まあまあ分かる」が大部分になるようになりました。

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今日一人の学生が他の先生の部屋に質問に来ていたときのこと。
彼女は日本語もよくできるし、難しい質問も多いのですが、
そんな彼女に聞かれました。
「教育学の授業は来期もあるんですか」

今学期受けている授業の中で一番おもしろい授業なんだそうです。
うふふふ。
来週もがんばろっと。

by schnarak | 2007-03-29 20:09 | education


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