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日々のあわ

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2010年 04月 02日

点滴(その2)

 入院1日目の続き。

 ストレッチャーで手術後病棟から一般病棟に戻ってきて、落ち着いたら点滴始めましょうと言われていました。
うん、だって今日から絶食だしね、栄養剤打たないとね。

 と腕痛いなーとか点滴始めたらお昼ご飯食べといでよ、とか母と話しながら、看護師さんを待ちます。






 しばらくして点滴の準備が始まりました。点滴台に点滴の袋が2つぶら下がっています。白衣の看護師さんに、点滴台、点滴の袋が2つ。アルコール綿と痛かった点滴の針・・・

「これは食塩水と栄養剤ですから~薬じゃないですから安心してくださいね~」

 と点滴の針を打ってくれた看護師さん。ふーん薬じゃないんだ~と思いながら、横になって腕を出し、管から点滴の液を流してもらいます。腕から冷たいものが入ってきたなーと思うのと同時になんだか息が・・・つばを飲み込んでも飲み込んでも喉の奥にふたがあって、それがひっかかるような感覚です。


「なんか、息が苦しい・・・かも・・・」


またしても伸びてしまいました。

 看護師さん、あわてて点滴を止め、ナースコールで他の人を呼んでいます。爪に酸素取り込み量を測るクリップみたいな機械がつけられ酸素量を測ります。(今回は意識があった)

「38%ですね~」(元気なときは100%)

看護師さんがわらわら集まってきて、ついでに先生が電話で呼び出されて来ました。

「ま、緊張されたんでしょう。一応胸の音、聞かせてくださいね~」

形ばっかりですが聴診器を当てます。

「異常ないですねー○×△でしょう(名前忘れた)」

 緊張しすぎて一時的に息ができなくなったり意識が飛んだりする自律神経の過剰な反応が原因だったみたいです。す、すみません・・・

「ま、絵的に気分悪いでしょうから、この点滴は止めましょう。あと明日外出されるんですよね?点滴だけだとお腹すくでしょうから、今日の夜と明日の朝まで食事出しましょう」
(※入院2日目の午前中、卒業式のために外出許可を取っていました)

 やったーーーー!!先生と看護師さんがカーテンの向こう側に消えた途端、思わずガッツポーズ。 貧血は点滴針の痛みとご飯が食べられなかったせいだし(多分)、点滴の針を痛く感じるのもご飯が食べられたら耐えられるかもしれないし~ウキウキで点滴を待ちます。

 すぐに看護師さんが点滴を落としに来ました。んー少し痛い・・・けど、耐えます。ご飯のためだもの~♪落ち着くとすぐに眠くなり、1時間くらいうとうと。もう針は痛くありません。

しばらくすると点滴が終わり、看護師さんが来ました。

「点滴終わりましたね~針痛いし、後で針外しましょうね~」

いやいや!こんなに痛い思いをするのはもうゴメンです。

「あの~もう針の調子もいいので、明日このまま行きたいんですけど・・・」

「あ、そうですか?じゃあそれで準備してきますね~」

 血管の中が固まらないように点滴の一時停止処理をしてもらいます。けど、看護師さんがもごもご。

「外出するときには一応針は抜いて外出していただいているんです。でも午後一度貧血になられてるし、痛みが原因かもしれないし・・・」

「そうなんですよね~今もう調子いいからこのまま行きたいんですよー。針入れるとまた貧血になるかもしれないし…」

と私もダメ押し。

「一応確認してみますね~」

と日勤の看護師さん。そのまま夕食の時間になりました。そこでなぜか今まで見たこともない先生と別の看護師さんがきました。

「外出するときは針を抜いてもらわないと、危ないから困るんですよねぇ~」

「・・・分かりました」

医者の圧力に負けて、針を抜くことをしぶしぶ承諾。

看護師さんがすぐに針を抜きにくるかと思っていたら、しばらくほったらかし。母といろいろ話していると、また別の看護師さんがのぞきに来ました。

「病院の上のものと協議した結果、針入れたまま外出できることになりました!痛いのやですもんね」

 ありがとうありがとう!あなた天使だよ!と思いながら、満面の笑み。その後、針が抜けたときの注意を聞き、抜けたときに使うアルコール綿と包帯と針を入れるビニール袋を持ってきてくれました。この看護師さん、退院するまで大変お世話になりました。痛みへの対応も的確で、非常に優秀な方とお見受けしました。ありがとうM田さん。


さて、調子に乗って、写真まで載せます。
これは3/15にあけた穴。
手術のときに色んな薬を流した穴。
未だに少し痛い穴(血管痛?)。

点滴(その2)_c0048158_1243526.jpg


by schnarak | 2010-04-02 12:55 | tokyo


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